田村隆成「運命を拓く」

政治・経済などを占いの観点から研究しています。

その他用語(四柱推命)

 

命式

その人の運命、運勢がわかる医者の作るカルテのようなものです。

生年月日をもとに、「年」「月」「日」の三柱に十干、十二支、宿命の星を割り出します。

*もう一つの「時」の柱は、生まれた時間が明確な人は割り出すとよいでしょう。時柱がなくてもある程度の事柄を推測できますので、このブログでは除外しています。 

生年月日からわかること 

年柱に現れる星が意味するもの

  • 0歳から20歳までの運気
  • 両親との関係性がわかる

 

月柱に現れる星が意味するもの

  • 人生全体の運勢・行動がわかる
  • 自分に適した仕事をみることができる

 

日柱に現れる星が意味するもの

  • 配偶者がどのような人であるかがわかる
  • 月支と日支の間で対人関係、夫婦関係がわかる

用神・元命

用神とは、その命式のなかで自分自身を示す日干に対して作用をする五行、または通変星です。元命とは、月支の通変星を指し、その人の象徴的な存在を現します。 

例えば元命が比肩ならば、比肩タイプの人。食神なら食神タイプの人となります。そして、その元命の強さが強いか弱いかを判断し、強ければその性質が強く発揮され、剋され弱ければその性質が萎縮して発現されます。

大運

10年ごとに区切って出した運勢です。 大運は後天運をみるのに使われます。

年運

1年ごとの運勢を出したものです。運勢を見たい年の干支と、自分の日柱にある干支との関係から年運を導きます。別名を、歳運、流年とも呼びます。

身旺・身弱

身旺・身弱とは、命式の中心である日主(日柱の干)が全体のバランスの中で強いか弱いかをいいます。身旺の人は運が強く、活動力があります。しかし運勢に波があり、良い時と悪い時との落差が激しいのです。身弱の人は運が弱く守勢的ですが、コツコツ仕事をこなす継続性があります。良い時と悪い時の落差は小さいです。

身旺が良くて身弱が悪いというわけではありません。あまり身旺すぎるのも、自我が強く対人関係のトラブルを起こしやすくなります。身弱すぎれば自己主張ができずストレスがたまりやすいという欠点もでてきます。

夫婦関係では、男性が身弱で女性が身旺だと家庭に収まり難く、奥さんに尻に敷かれるようになります。夫に不満を持ちやすく離婚の原因ともなります。かといって、身旺すぎる男性だと、女性をに辛く当たってしまいます。

女性が社会で活躍する時代になりました。身旺をもつ女性は経営者など、社会で男性と肩を並べて仕事をする人が多い様です。

吉星と凶星

吉星とは命式中の用神に対して吉の働きをする通変星です。対して、凶星は用神に対して凶の働きをする通変星です。

★吉星

  • 食神
  • 偏財
  • 正財
  • 正官
  • 印綬

干合や剋がある場合は、吉意が薄れます。

★凶星

  • 刧財
  • 傷官
  • 偏官
  • 偏印

干合があると凶意が薄れ、他の星から剋されると凶意が去ります。

 ★吉星でもなく凶星でもない

  • 比肩

比肩は自分の星なので吉星でも凶星でもありません。刧財も自星ですが、正財を剋する星なので凶となります。

※通変星の組み合わせにより吉にも凶になりますので、吉星良い凶が悪いとは簡単には判断できません。

 

制化

凶星をおさえて凶意を減らす方法を制化といいます。それには、他の星で凶星を剋すこと、他の干と干合して他の五行に変えること、他干の仲介で凶意を減らす方法があります。

空亡

四柱推命は十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)と十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)の組み合わせて構成されています。
十二支と十干を一つづつ組み合わせていくと(甲子や丙午など)、十干は2つ足りず、その足りない部分が「空亡」です。算命学では「天冲殺」、0学では「0地帯」、六星占術では「大殺界」と呼んでいます。

この時期は結婚や新規事業など、思い切った行動を取るより控えめに過ごすべき時期とされています。この時期に想定される事柄としては、地に足がつかない状況になりやすいので、トラブルが起きやすすく、人生の中でなにか新しいことを起こすと失敗する、焦って変なものに手を出して大きな損失を被るなど、何かと裏目に出やすく、例えて言うと色眼鏡をかけている状態なので、見る目が曇ってしまうので、変なものに手を出してしまい失敗する等の凶事が多くなります。